ウェブアプリケーションはどのように馴れ合いに陥り、どのように衰退するか

LGBTPZN Advent Calendar 2016 参加記事。

話題がLGBTPZNからどんどん外れていくが、前稿までに あつまれ運営批判 の話を書いたので、その続き。

あつまれ運営批判は、ゴルスタの運営批判騒動に対応する行動の一環として、運営批判を匿名で公開できる場を目指していたが、実際には大学当局の運営を批判する大学生が集まってきた。ここで分かったことは、コメントが途切れると、あつまれ運営批判の「運営」によるコメントを望む声が上がることである。例えば、以下のコメント。

  1. 夜間運営がいないのつまらんのだが。
  2. 示唆に富んだ名文が出てきたのはいいが、運営はどこだ。なんかコメントはよ。

あつまれ運営批判は9月3日に閉鎖された。それと入れ替えで、不買運動ウェブ が9月4日より本格的に稼動した。

あつまれ運営批判に続いて、不買運動ウェブもまた、「過疎化」に悩まされたウェブアプリケーションである。そもそも、不買運動を起こされるような悪徳企業はそう多くはないし、不買運動を登録したら、不買運動ウェブでは他にやることがなくなってしまう。ユーザーたちは馴れ合いに陥り、「ジャバ社」「日本国」「人類」「無」などの奇妙な不買運動を登録するようになった。

不買運動ウェブを再び活性化するには、結局のところ、運営が自分で不買運動を立てるしかなさそうだ。2016年11月29日、人脈ピラミッドが話題になったタイミングで 日本マイクロソフト株式会社不買運動 を登録したところ、ツイッターでそこそこ拡散され、11件のお気持ちが表明された。

そもそも、あつまれ運営批判や不買運動ウェブの機能は、2ちゃんねるにアンチスレを立てることでも達成できるはずである。それでも、そのような意見や行動が見られないのは、ウェブサイトの文化、あるいは運営者のキャラクターが重視されているからであろう。ウェブサイトの運営は、プログラムを書いて自動運転に任せるだけではだめで、運営者が適度なタイミングで介入する必要がある。不買運動ウェブの運営者は「匿名の個人」ではあるが、ツイッターでの女性器に擬態している植物 (vaginaplant) としての発言も含めて、その行動とキャラクターを示していく必要がある。

LGBTPZNは、提唱者であるGo (Go_8yo) が積極的に関与しなくても、じわじわと言葉が広まっていく段階に到達している。LGBTPZN.org は静的なウェブサイトであり、更新はほとんどしていないのだが、検索エンジンなどで到達する人がいるらしく、たまに言及されることがある。Togetterのまとめ も、最後の更新は2016年10月15日であるが、砂鉄事件をきっかけにアクセスが伸び、本稿執筆時点 (12月12日) には14,000ビューを超えている。

とはいえ、砂鉄 (satetu4401) のような強力な支持者に言及される機会は稀であり、LGBTPZNは現在の地位に安住することはできない。ツイッターでも、静的なウェブサイトでも、地道に言及を積み重ねていく必要がある。

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投稿者: Hakaba Hitoyo

墓場一夜